どんぐり問題、本番は4年生から
うーたんキッズを始め10年経過しています。受験サポートはしていますが、受験塾ではないので多くのお子さんが3年生で終了し、3年生後半から受験塾に移るという流れがずっとあります。この10年の中で4年生以降も継続しているお子さんからわかることは、4年生から難しい問題を解く力が急に見え始めます。脳の成長が9歳までというところが関係しているのかもしれません。3年生まで1年生・2年生問題ばかり解いていたお子さんも急に難しい4年生問題も解け始めます。《年長問題》
あかいはなと しろいはなが あります。あわせると みんなで 24ほんあります。 また、あかいはなは しろいはなより 6ぽん おおいです。では、しろいはなは なんぼん あるのでしょう。
これは4年生受験塾で最初の方に教わる『和差算』の簡単な問題です。棒グラフなどを活用し簡単に解けるようになります。しかし教わらなければ『6本』以外は同じ数なんだという発明は子供にとって簡単ではないようです。
《4年生問題》
カブト6匹とクワガタ5匹を缶に入れて重さを計ったら2kg860gでした。缶はカブトと同じ重さ で、カブトは6匹とも同じ重さ。クワガタは3匹がカブトと同じで、他の2匹はカブトの丁度半 分の重さです。では、軽いクワガタ1匹の重さは何gかな。
この問題は中学2年生で学ぶ連立方程式です。こんなに難しい問題も何も教わらず4年生、5年生で解けるようになるのがどんぐり俱楽部の問題の素晴らしさ。
どんぐり問題もありますが、『ノーヒント』『答えはおまけ』などのルールの賜物です。
正しく使うことができればどんぐり問題は解く価値があります。そして充実感が出てくるのは4年生以降。
入会しているお子さん、ご自宅で取り組んでいるお子さん受験塾に通うのでどんぐり問題を終了するのは勿体ないので是非継続してほしい。週に1問2問で良いので。
2023年07月16日 16:35